ノグチミエコ / Mieko Noguchi

ノグチミエコ(吹きガラス作家)との出会い
2004年の年末、東京のあるデパートの片隅でガラスで出来た小さな干支の酉(トリ)と鏡餅を見つけた時、あっと驚きました。当時、私にとって干支は野暮ったいイメージがあり、あまり好きではありませんでした。しかし、その作品のセンスの良さに衝撃を受け、思わず数個購入して帰りました。そして年が明け、ノグチミエコの神奈川県藤沢市の工房を訪ねました。ノグチは工房を築って1年目でした。工房内に大小様々な宇宙のオブジェ作品が置いてあるのを観て、凄い作家を発見したと歓喜しました。その時からノグチの作品を扱うようになり、あっという間に11年が経ちました。その間、彼女はどんどんと活躍の場を広げていき、2007年にテレビチャンピオン・ガラスアート部門優勝、現在は日本全国をはじめ、海外でも高く評価されるアーティストになりました。彼女が創る作品のスケールが大きく、深くなっていく変化を観ることがなにより楽しいです。これからますます世界に通じるアーティストになっていくと確信しています。
2015年 石上昌子
略歴
1969 横浜に生まれる
1989 武蔵野美術大学ガラス研究会にて硝子制作を始める
伊藤硝子工房にて吹き硝子を学ぶ
1991 グループ展「空間光遊」吉祥寺パルコギャラリー
武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン専攻科卒業
オブジェ東京展入選
吹き硝子工房 横濱硝子スに入る
1992 伊丹市クラフト展入選
1994 第10回コンテンポラリーアート展 銀賞受賞
1995 朝日現代クラフト展 入選
1996 横濱硝子工房部運営を始める
2人展 M+M Glass Exibition ピガ原宿画廊2
1999 田崎真珠銀座本店ビル ウインドウディスプレイ
世界らん展 ディスプレイ奨励賞
2000 個展 宇宙庭園 東京 ギャラリー介
TEPCO エネルギー大賞展 入選
2001 横濱硝子 工房部より 独立
渡英 AARONSON STUDIOで研修
2002 横濱硝子 赤煉瓦倉庫店プランニング
2003 個展 松屋銀座 宇宙庭園 以後毎年開催
2004 藤沢市辻堂に吹き硝子工房『フュージョンファクトリー』設立
2005 硝子作家3人展 名古屋松坂屋
2006 英国リヴァプールビエンナーレ インデペンデント部門参加
2007 南イタリア リビインギャラリー グル-プ展
テレビ東京 テレビチャンピオン ガラスアート部門優勝
2008 藤沢市菖蒲沢に工房を移転
韓国 SBS KBC TV「日本ものづくり」に出演
2009 シルク・ドゥ・ソレイユシアターのための作品を制作
2010 地元TVで藤沢市長と対談。藤沢市記念品を制作
2013から毎年Indonesia plaza senayan にて自閉症児施設の
チャリティとして展示会開催
2015 Fairmont Jakarta のためのアートワーク制作
2015 東京私立高校のための3mのパブリックアート制作

